気になっていたのですが、
ニュースなどで前情報が入ってくる前に、観たくなって急遽行ってきました。
どこが気になったか
タイトル『君たちはどう生きるか』というなんだか自分に刺さってくるフレーズと、宮崎駿監督作品のアニメ!というところでしょうか。
前情報がない、というのが興味をくすぐってイイと思うのですが、
さすがに自分のお気に入りのジャンルの中での、前情報がない、というのがいいですね。
元々興味がなければ見ないものね。
まずはネタバレしない方がいい方へ
映画館で観る、アニメの力ってすごいです。
そして宮崎駿さんの創造力をみる機会がまだあって嬉しい。
声優さんが豪華。
菅田将暉さんとか、宮沢りえさんとか、あいみょんさんとか、木村拓哉さんとか。
ネタバレしてもよい方へ
長いですが、ざっくりと。
戦前から、戦後2年後の日本のお話。
東京から疎開してきた少年、真人が主人公です。
東京で母を大火事で亡くして、父の新しい奥様のところへ疎開します。
そして不思議な青鷺と出会います。
反抗的ではないけれど、亡くなった母親のことを度々思い出し、奥様を新しい母親と認めていないのがわかります。
そして奥様が行方不明になるのですが、森へ出ていく姿をたまたま真人がみています。
真人は、突き動かされるように奥様を探しに、森の深部へと進んでいきます。
さらに青鷺に騙されるように、鬱蒼とした塔に導かれ、、気付いたら創造的な世界に。
ペリカンに襲われたり、インコに調理されたりしそうになりながら、難を逃れていきます。
どんどん新しい人と出会っていくようで、、実際はだいたいみんな真人が知っている人で、真人を助けてくれます。
亡くなった母親も。
新しい母親を救出して、元の世界へ戻る。
個人の感想ですが、
真人は、特出してこういう人だ、という印象があんまりないです。
語弊があるかもしれないですが。
正直にまっすぐな子供なのかな、正義感ありそうなとは思います。
こう、と言えないところが、現代人に通ずる気もします。
真人と亡くなった母親とのシーンは、わかりやすいのですが、涙がでました。
全体的にはわかりやすい物語りではないところが、私は好きです。
見終わった感想は、ぱっと出てこない。
何だったんだろう。
見てよかったと。
青鷺は悪いやつで、助けてくれて、人情のあるやつで、友達の、鳥。
ヒミはペリカンを焼いて追い払ってくれるけど、ワタワタも焼いてしまう。
ワタワタは笑顔でしかない。
キミコさんはちょっぴりずるいけど、真人を放ってはおけない、勇敢でたくましい。
王様は悪いやつかもしれない。
どういうことなんだろう。
おすすめな人は?
君たちはどう生きるか。
このタイトルに対する答えは、この映画には多分ない。
ヒントとなる何かも、多分ない気がする。
生き方にもがいていて、何か指針をくれるのではないか、と思ってみると、違う気がする。
それはコペルくんが出てくる、本を読んだ方が良いと思う。
答えのない、物語りが好きな人には、ずっと楽しめて良さそうです。
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